倫理憲章
平成20年7月27日
この倫理憲章は、日本リスク研究学会(現日本リスク学会)の認定を受けた「リスクマネジャ養成プログラム」を修了した者が、リスクマネジャとして活動するにあたり、その社会的役割を自覚し、社会的地位の向上と信頼を高めるために自己の規範とするものである。
(研鑽)
1.リスクマネジャは、高度な産業技術社会にあって、不確実なリスク事象に的確に対応できるよう、つねに知識と技術の習得に努めるとともに、リスクマネジメントの発展に尽くす。
(品位)
2.リスクマネジャは、つねに教養を深めるとともに、品位を高めるよう日々努める。
(公正)
3.リスクマネジャは、複雑に絡み合う利害関係者の中にあって、その業務を行うにあたり、信義に従い、偏見を持たず、また利益相反の関係も持たず、科学的見地に拠りつつ、つねに中立公正を堅持する。 また、業務を通じて知りえた秘密を第三者に漏らさない。
(相互信頼と協力)
4.リスクマネジャは、互いに信頼しあい、相手の立場を尊重すると共に他のリスクマネジャの名誉を傷つけ、あるいは業務を妨げない。また、学際的、国際的な広がりを示すリスク問題への対応を図るため、他のリスクに関する研究者や実務家など専門家も含めてお互いに協力する。