レンタサイクルステーション(無人式)

レンタサイクルステーション(無人式)

世界遺産姫路城が大修理を終えてグランドオープンして1年がたった。外国からの観光客も多く、姫路の街は外国語があふれている。
観光地にはどこでもレンタサイクルのサービスが用意されているが、当地では「姫ちゃり」と称するレンタサイクルの仕組みを市内数箇所にテントを張って有人式で数年前から試行してきた。お城のグランドオープンを機会に、無人式の設備で本格実施に向けて社会実験を行ってきた。この3月末で社会実験は終わり、早急に正式実施するという。サービス拠点を10数カ所設け、基本料金¥100で、拠点間の移動時間を60分以内にし、拠点周辺の観光を済ませ、拠点間の移動をつないでいけば、中心市街地は1日¥100で乗り継ぎ放題というシステムである。風雨に晒されるので、さび付き対策をどうするのかなど疑問は残るが、スマートなサービスだ。利用規約は、微に入り、細を穿った様々なリスクを想定し、わかりづらい保険契約約款のようだがそれは管理者のためやむを得ないものと割り切り、利用者としては性善説で、注意を払って気軽に利用したい。

撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)