雨天時の自転車走行
傘をさして自転車を押して歩いている人とすれ違った後、雨合羽を着て自転車で追い越して行った人を撮った 1 枚。今年の 6 月 1 日から自転車走行について 14 の危険運転類型が指定され、警察官の指示、命令違反については強制教習等の措置がなされることになった。
自転車をよく使う身には、雨の時の傘をさしての運転が摘発の対象(道路交通法第 70 条の安全運転義務違反)になるのが一番痛い。ただ今回の法律改正は、最近自転車の運転マナーの悪さが重大事故を引き起こすことが増え、社会問題になってきたことへの対応であり、やむを得ないことかもしれない。14 類型のほとんどはもっともな内容が多いが、14 番目の安全運転義務違反(道路交通法第 70 条)に関連した傘さし走行については、一切駄目というのは残念な気持ちが正直なところである。
自転車は晴れの日の乗り物と割り切ってしまえばいいが、途中から雨が降る場合もある。小雨など軽度の降雨の場合、傘をさしても徐行で、注意を払って乗れば問題ないと思うが、これからは、今日すれ違った人と同じく、雨に会えば、自転車を降りて、傘をさして押して歩くことにしよう。
撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)