身近なところに備える「安心」-エレベータ用防災キャビネット
先日ある事業所を訪れた時エレベータの中で見かけた緊急時に備えた装備品 BOX。
閉じ込められた時の外部への緊急連絡手段は必ずあるが、これは救出までに時間がかかる時に落ち着いて待てるよう、安心感を与えるための必需品が入っている。非常用飲料水(50ml×10)、非常食×10、簡易トイレ(目隠しシートとも)、発光ライト(12 時間)2 本、多機能ラジオ、ブランケットなど。地震時の長時間閉じ込めにも対応できそう。
用途は異なるが AED(自動体外式除細動器)も公共施設等で身近に見かけるようになった。いろいろな非常事態が突然身にふりかかった時、われわれの身近なところで対応できるよう備える機運が進んでいる好事例だ。安心できないことが多い世の中、安心感を高める取り組みはもっと広まってほしいものだ。
撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)