氾濫する監視カメラ
社会システムにとって必要な監視カメラ。プラント現場でのコントロール用、鉄道のプラットフォームの安全確認用。そしてこの写真のような防犯カメラ。しかし知らぬ間に国が国民を監視しようとするおそれが頭をよぎる。
最近駅頭での個人追跡実験の話題があった。顔認識技術の進歩で雑踏の中から個人を識別し、追跡できるようになっている。テロ対策という名目だが、為政者の民を把握したいという欲望には限りがない。
“悪い”監視と“良い”監視。どこで線引きすればよいのか。悩ましい国民の課題だ。
撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)