講演「低頻度大規模災害への備え…バランスのとれた事前・事後対策とは」

 9月開催のおおさかATCグリーンエコプラザビジネス交流会でのリスクセミナーに協力参加してもらう株式会社 イー・アール・エス(東京)(久保田理事の仕事上のパートナー)の会員への紹介を兼ねて企画した。 リスクマネジメントに関する最近の話題として「低頻度大規模災害への備え…バランスのとれた事前・事後対策とは」と題した講演を行った。

講師:中村 直器(なかむらなおき)氏(株式会社イー・アール・エス 代表取締役副社長)
内容:平成28年熊本地震の発生は、日本列島のどこにでも大地震が起こりうることを改めて 認識させられた。当該地震では多くの人的被害や物的損害が発生し、現在も住民生活や企業活動に多大な影響を及ぼしている。 このような低頻度の自然災害に備えるには、私たち個人や企業は耐震補強などのハード的な事前対策だけでなく、BCPの見直しや、リスクファイ ナンス、災害対応マニュアルの整備といったソフト面での事後対策まで合理的に行うことが求められる。 今回起きた熊本地震の特徴や被害状況、災害拠点施設における地震対策の問題、地震発生直後に建物の安全情報を迅速に提供するしくみなど、 最近の話題を提供してもらった。