シースルー工事塀
街(歩道)を自転車で通行していて交差点角地の工事現場でシースルーの工事塀(囲い)に遭遇した。右手から来る車や自転車が見えて、いったん停止は当然のルールとはいえ安全の観点で好ましい対応である。と同時に、工事現場の騒音、振動を測定していることがわかり PR になると同時に値が基準値と比べられるようにも見せていて社会的配慮を感じた。工事が〈社会福祉会館〉の建設であることからそのような対応がなされているのかもしれない。街を歩いていると交差点角地の民家の塀などで視線が遮ぎられ、一瞬不安感にとらわれることがある。そのような場所では道路安全施設として道路反射鏡(カーブミラー)が設置されていることが多い。最近の街づくりでは体の不自由な人も含めてだれもが安心して外出できるよう、段差解消、視線確保などユニバーサルな配慮がなされてきているので、こうした一時的な工事現場でも今までにない配慮がされるようになってきているのであればうれしいことである。
撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)