交通安全対策施設

交通安全対策施設(JR 姫路駅前)

いつも渡っている JR 駅前の横断歩道に設けられている、高齢者など歩行に障害のある人向けの青信号点灯時間延長用の押しボタンである。
今までほとんど使われているところに出くわしたことはほとんどない。ひょっとしたらその効果に助けられる人は外出そのものをあまりしないのかもしれない。
昨今バリアフリー社会への意識が高まってきているが、これもその一つと思われる。青信号の点灯時間が 2 割程度(5 秒程度という説明もある)長くなるようだ。
幹線道路の黄色が点滅している横断歩道箇所でよく利用している押しボタンとは目的が違うが、考えてみればこれも、自動車に対しては弱者ともいえる歩行者の利便を図るためのものだ。
社会のいろんな場面で強者の論理でなく、何らかの意味で弱い者にも住みやすい世になるための工夫はどんどん増えていってほしい。
そして体にハンデイキャップのある人が気にせず外に出かけられるようになってほしい。

撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)