秋祭り

街中の公園で練り合わせする我が町(黄組)と隣町(紅組)の屋台

 岸和田だんじり祭(大阪)や灘のけんか祭り(姫路・白浜)のような有名なものではないが、播州地方の秋は、各町会から屋台が繰り出され、一時、祭り一色となる。
 屋台を担ぎ手が接触するギリギリまで寄せ合い、練り合う様はけんか祭りほどではないが勇壮である。だんじり祭やけんか祭りではけが人や、時には死ぬ者も出るが、練り合わせの基本は「見切り」で、「棒端(ぼうはな)」とよばれる誘導者がコントロールする。
 あらゆる行動には負傷などの危険が伴うが、考えられるリスクを見切る力をつけることが大切である。

撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)