菜の花畑【2月9日、於 兵庫県たつの市御津町黒崎】
姫路近郊にある有名な綾部山梅林へ梅を見に出かけたが、2月早春で、まだ見ごろではなかった。
その代わり、近くの菜の花が満開に近く、黄色一面に咲き乱れ、華やかだった。
地元のお百姓さんが楽し気な案山子(かかし)を手作りして目を楽しませてくれてもいた。
日を改めて童謡〈朧月夜(おぼろづきよ)〉の歌詞の情景に合わせて夕方におとづれた。
よりいっそう心にしみた。
これからも童謡の世界をほうふつとさせてくれる情景を探してみたいものだ。
『朧月夜』(おぼろづきよ)
- 菜の花畠に、入日薄れ、
見わたす山の端(は)、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。
2.里わの火影(ほかげ)も、森の色
田中の中の小路をたどる人も、
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、
さながら霞める 朧月夜。
撮影:宮崎 隆介(JRMN 会員)