チューリップ畑 【3月31日、於 兵庫県立フラワーセンター】
チューリップといえば日本では富山県の砺波地方が思い浮かぶと思う。日本最大級の花園で、亡くなった妻の実家が金沢だったので一度は行かなければと思いつつ、行かれずじまいだった。
姫路の自宅から近くに兵庫県立フラワーセンターがあり、今年4月、天気のいい日に思い立って訪れた。
ここは年中様々な花が咲き乱れ、目を楽しませてくれるが、春(4月~5月)の季節になると350品種、16万球のチューリップが見られ、砺波ほどではないけれど結構楽しめる。
ところで、チューリップといえば世界的にはオランダが代表的だが、1630年前後に球根の値段が吊り上がったいわゆるバブル経済事件の初めての事例を示して有名だ。
可愛い花に何の罪もないけれど、人間の欲につかまると翻弄されてしまう。
日本経済におけるバブル現象は1980年代後半から90年代にかけて起こり、地価や株価が泡が膨らむように上昇。しかし、90年以降、公定歩合の引き上げなどから泡(バブル)がはじけるように地価や株価が暴落し、いわゆる「失われた10年」の停滞を余儀なくされた。経済運営の難しさを表している。
撮影:宮崎 隆介(JRMN 会員)