火災シーズンに備えて訓練(地元消防団による船場川への放水)
世の中には住民の安寧を守るため多くの組織が造られていて、消防組織もその一つ。
正規の消防組織を補完する地元民による消防団に地元小学校区 9 自治会から数十名が参加している。我が自治会からも 4 名が参加している。日ごろそれぞれの仕事を持ち、いざというときに駆けつける役目だ。先日その訓練を見学する機会があった。自前の消防車があり、消火栓から取水して地元を流れる川に向かっての放水訓練であった。阪神淡路の大震災の時、正規の消防車が火災現場のすべてに出動できなかった教訓からいざというときには地元民で消火活動をせざるを得ないということで、こうした消防団員の活動の意義がある。毎年一度の自治会での防災訓練でも消防団員が先頭に立ち、町内の要所に設置されている消防ホースを使い、路上の消火栓に繋いで放水する訓練をしたこともある。毎年末には 26 日から 31 日の大みそかまで、町内分担で火の用心の夜回りをし、地元消防団の消防車も校区全地区を巡回する。力を合わせることの大切さがここにもある。
撮影:宮崎隆介(JRMN 会員)