2013年 活動内容

2013年12月15日 日本リスクマネジャネットワーク主催公開セミナー

日本における『環境問題』に対する取り組み方とは?―「放射能汚染」の現状と今後のあり方!―

日時:平成25年12月15日(日)14:00~16:30
場所:大阪大学中之島センター 301教室

  1. 日本における「環境問題」に対する取り組み方とは?―「放射能汚染」の現状と今後のあり方 ―
    講師:竹本菊郎〈住友電気工業を定年退職後、静岡大学客員教授等を経て 現在北浜国際特許事務所顧問界面反応成長 研究所技術顧問ほか。工博〉

  2. 汚染土壌に関する「除染」についての現況~放射線とどう向き合うか~
    講師:西嶋茂宏教授〈大阪大学大学院工学研究科/環境・エネルギー工学専攻〉

2013年11月17日 日本リスク研究学会第26回年次大会参加

場所:中央大学後楽園キャンパス(東京)

 企画セッション「リスクマネジメントの実務」(コーデイネータ:前田恭伸静岡大学教授)において古沢会員が「企業におけるリスクマネジメントの実務」を発表。古沢会員を含めて5名の社会人が、リスクマネジメントの実務面での実情を報告し、学会の研究者の関心を引いた。

2013年11月13日 11月度会員懇談会(第5回)開催

 JRMN事務所(久保田事務所)において「福島原発事故関西県外避難者の会への対応について」を中心に意見交換しました。東日本大震災被災者の中でも福島原発事故の放射能汚染により二重、三重の苦しみを蒙った方たちに対する応援は難しいものがあります。会員の中では個々に職場等を通じて東日本大震災復興にかかわっておられる方もおられます。昨年からJRMNのメンバーを介して関係のできた 福島フォーラム(現・東日本大震災復興サポート協会)の遠藤代表から個人的な体験や避難者の会としての活動について話を聞いてきて、今後 のJRMNとしてのかかわり方を探るうえで、もう少し突っ込んで話し合い、われわれのできることを考えていく必要があるのではないか。会員 一人一人もそのおかれている状況の中で、あせらずに東日本大震災とのかかわりを探り続けることが大事であり、何より遠藤代表の言われて いるように震災、原発事故被災者のことを忘れないようにしていきたいとあらためて思わされました。来年も東日本大震災復興サポート協会 を招いてアピールしてもらう場を作るとすれば、もう少し企画を考えることが求められます。

2013年10月17日 「JRMNの活動紹介」セミナー開催

日時:平成25年10月17日 13:30~17:00
会場:おおさかATCグリーンエコプラザ内ビオトーププラザ
主催:おおさかATCグリーンエコプラザ水・土壌汚染研究部会
   おおさかATCグリーンエコプラザ実行委員会・ビジネス交流会
  (大阪市・日本経済新聞社・ATC)
   一般社団法人 日本リスクマネジャネットワーク(JRMN)

 当セミナーの参加者は、41名(うちJRMN会員9名)。その内訳(JRMN会員を除く)は、地方自治体3名、ゼネコン5名、土壌調査会社9名、土壌浄化会社1名、コンサルタント1名、技術士事務所1名、製造・サービス業7名、個人5名であった。 東電福島第一原発事故に見られるように「科学技術の発達と大規模な社会システムの下での様々なリスクに対処できることを目指して、その 役割を共に考える」ことをテーマに、JRMNの活動を会員3名により紹介する場を設けた。

宮崎隆介「JRMNの活動紹介~リスクマネジャの生き方~」
 「環境リスク管理のための人材養成」プログラムの説明ならびにJRMNの設立趣旨及び活動報告の後、リスクマネジャのキーワード(①リスクトレードオフ、②予防原則、③立場の違いの克服、④自分自身の納得と行動)を具体的な事例で説明をおこなった。

東泰好「医薬品の環境リスク サステナビリティの観点から」
 医薬品の環境リスク問題への対応は、利害関係者参加・協働型による科学的・社会的枠組みを作り上げる必要があることを問題提起した。

新田恭司「土壌汚染リスクマネジメント事例」
 「より安価でリスクを最小化する」を経営方針に、基準のない油汚染対策について、自らのリスクシナリオで発注者の要求事項を満足させた事例ならびに汚染土壌の原位置無害化処理による再生利用を問題提起した。

【質疑応答】
「医薬品環境リスク」に関するリスク予測方法、医薬品の処理、定期調査結果と我が国の対応、その他ISO活動における「リスクコントロール」、有機水銀混じり土の埋め立てによるリスクなど少し時間を超過して熱心な質疑応答がなされた。

 今回、おおさかATCグリーンエコプラザと共催し、エコプラザのEメール、HP及び日経新聞に掲載したことで、まずまずの参加者を集めることができた。又、大半の参加者から「とてもよかった」「よかった」と評価をもらい、参加者のリスクマネジメントに対する関心事に答えることができたのではないかと思われる。

文責:久保田 俊美(司会進行役)

2013年10月16日 10月度会員交流集会開催

「関西県外避難者の会福島フォーラムのその後」
日時:平成25年10月16日 18:30~20:50
場所:大阪府環境農林水産総合研究所情報プラザ研修室

  1. 「関西県外避難者の会福島フォーラムのその後
    ~一般社団法人東日本大震災復興サポート協会と被災地との繋がり~

  2. 「東日本大震災の記憶」 講師 佐々木宏明

 ちょうど1年前の集会に来ていただき、原発事故の起きた福島から関西に自主避難してこられた遠藤雅彦さんに、生々しい経験を話していただきました。
 今回は、その後の1年の活動についてお聞きするとともに、遠藤さんと一緒に活動されている佐々木さんの、地震発生から関西へ避難するまでのビビッドな動きについて、記憶をたどりながらの話をお聞きしました。
会を「一般社団法人東日本大震災復興サポート協会」と改められ、地元福島とのつながりを探りながら、避難先関西での生活の確立のために様々な努力をされている様子をうかがいました。
 参加者が少なかったのが残念ですが、ひきつづき、被災者(避難者)の方のご苦労を忘れないよう、一人一人が東日本大震災、福島原発事故についての関心を持ち続けられるようささやかでも努力を続けたいものと感じました。

文責:宮崎 隆介

2013年9月11日 9月度会員懇談会(第4回)開催

 宇野副代表の参加で、懸案のスタデイグループ再開について説明の後、意見交換。3テーマが候補に 上がり、これを出発点にスタートすることになった。急ぐことなく、メンバー間でいろいろディスカッションを 深めていき、適当なところでJRMNの会員交流会などで発表、相互の情報交換、啓発を行うなどしながらまとめを行い、 うまくいけばリスク研究学会の大会での発表、学会機関誌への投稿などのほか、JRMNの新しい事業に結びつけていく ことも目指す。

  1. カネボウ化粧品被害の話題を発端に、リスクに対する一般人の感覚(センス)養成の取り組み
     担当窓口:村林
  2. 水俣の問題を中心に、土壌汚染も含めて水銀リスクへの対応
     担当窓口:久保田
  3. 日本企業の世界への進出にとどまらず、外国からの企業進出や労働者の受け入れなど、国内外を問わず、日本人にとって異文化との遭遇を避けて通れない現状から「異文化理解のリスク」研究
     担当窓口:宇野
2013年8月18日 8月度会員交流集会開催

 恒例の懇親会中心の集会。昨年は準備が遅くて予約が取れなかったキリンビアパーク神戸(三田市) 見学。休日は通常はやっていないビオトープ見学も予約者の粘りでゲット。見学後は、ビアパーク内のレストランで 懇親会。見学会につきものの試飲会で飲んだ「一番搾りフローズン〈生〉」、エキストラコールドビールを注文して かんかん照りの真夏の暑さがしのげました。こんな例会がたまにはあってもいいな、という感想でした。(宮崎記)

見学会写真アルバム

2013年7月10日 7月度会員懇談会(第3回)開催

 久保田事務所において5名参加で、村林さんからJRMNのホームページについての提案があり、意見 交換。主な点は次のとおり。

  1. 「ご案内」の掲載順序を見直す。「リスクマネジャとは」を最初に持っていくことを検討。
  2. JRMNパンフレットを改定する。記載内容が阪大プログラム終了などの状況変化、活動記載内容も最近のものが 反映されていないので、秋のATCグリーンエコプラザでのJRMNセミナーまでに改定することにする。
  3. JRMNへのアクセスとして、久保田事務所(活動拠点)を明示する。
  4. 「事業・活動内容」の「講師派遣」のところを「出前講座」活動の準備の進み具合を見て見直す。
  5. 本人承諾次第になるが「講師紹介」も将来的に検討する。
  6. 「JRMNの動き」の2011年、2012年の部分を掲載する。「ご案内」の掲載順序を見直す。
  7. リスクマネジメントに関する辞書ページ(用語解説)を検討中のJRMN作成テキスト(会員共有のベースライン的内容) を作成後、掲載を考える。「ご案内」の掲載順序を見直す。
  8. 「イベント・講演会情報」を事業・活動内容」の前に持っていくことを検討する。
  9. JRMNのホームページを比較すべき他団体のホームページをさがし、参考にすべき点を検討する。
2013年6月19日 6月度会員交流集会開催

 今回は外部の人をお呼びしての講演会は無し。普及活動部担当にちなんで、知の市場の活動について、これまでの活動から今後の展開をどうするか議論。環境基礎論からリスクマネジメントに重心を移した講座の立ち上げと講師の確保ができれば、環境基礎論も内容をブラッシュアップしながら継続する2講座開講の意見も出る。

2013年5月8日 5月度会員懇談会(第2回)開催

8名参加で第2回懇談会開催。

*総会の時に提案された出前講座事業の取り組みについて遠藤会員より説明。 知の市場講座の「環境基礎論」での講師経験を生かし、講座での講義をベースにした環境・エネルギー関連のテーマや それ以外にも会員の経験を生かしたテーマを募集し、具体的に行動に移していく。

*我々のリスクマネジャ資格の有効性について議論のあるところであるが、現在の日本に おいて日本リスク研究学会(SRAJ)のRM資格以外にリスクマネジメントに関する人材養成(資格認定)がいくつか行われ ている。今後SRAJでのRMの養成の在り方について意見を出していくにあたり、他の諸団体でのリスクマネジメント資格について 調べ、比較するなどしてみる事が提案された。

〈参考〉日本におけるリスクマネジメントに関する資格認定 ・日本リスク研究学会 ・リスクマネジメント協会 ・日本リスクマネジメント学会 ・日本リスクマネジャ―&コンサルタント協会(RMCA)

2013年4月23日 4月度会員交流集会開催

 今回はリスクマネジャ(JRMN入会予定)の福田さんをお呼びしての講演会。「ソーシャルメディア(SNS)の 活用とそのリスクについて」。専門家の眼から見た問題点について話を聞く。

2013年3月13日 3月度会員懇談会(第1回)開催

 事務所開きを兼ねた第1回の会員懇談会。17:30から7名参加、途中遅れて2名参加の計9名で、事務所はほぼ満杯。 遠藤会員の日曜大工による立派なテーブル(材料は宇都会員提供)を囲んで、21時過ぎまでにぎやかに懇談。会の活動についていくつか前向きなアイデアが提案された。

2013年2月17日 定例総会開催

 遠来(三重県)の会員・浦北さんも久しぶりの参加。昨年末から久保田会員の事務所を使わしていただいてJRMNの事務局機能を果たせる場所を確保。それを踏まえて今年度から、偶数月の会員交流集会の間を埋める奇数月に定例で 会員懇談会を行うこととし、3月に事務所開きを兼ねて第1回懇談会を開くこととする。